りんどう紀行

フェリーは六時半にМ港に着いた。窓から外をみると港は朝もやにけむり海は穏やかだった。 一晩中エンジンの音を気にしつつも、志野はいつの間にか眠ったらしい。船を下り港内を出ると目の前の大通りをМ駅に向かう。 夜が明けたばかりの空は初秋の色を漂わせて、いい天気のようだ。志野と同じようにМ駅方面へ歩くに人も大勢いて心丈夫な気がする。 目的地のK駅まで、ここから普通列車で約二時間の旅だ。志野はこ…

続きを読む